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道は星雲の彼方へ ~湘南ベルマーレ2010総括 [湘南ベルマーレ2010]

 ご無沙汰しております。個人的諸事情により毎試合じっくりと振り返る時間がほとんど取ることができませんでした。1年の最後くらいじっくりと振り返りたいと思います。

■玉砕から見えたもの
 11年ぶりとなったJ1のステージは、かつてのJ1とは比べ物にならないほどレベルが上がっていた。そして我々はそのレベルには達していなかった。J1では18番目のチームからスタートして、最終的に18番目で終ったことを考えれば、結果そうなる。21戦未勝利、シーズン3勝という不名誉なワースト記録を作ってしまった以上、そう受け止めざるを得ない。しかし戦いを見るにつけ、我々が目指す “かたち” というものは垣間見えた。それは “攻撃” である。
 J2から昇格し、しかもあまりお金がないチームがJ1に残るためにもっとも現実的な策は守備を固めることである。しかしあえてそれをしてこなかった。そして最後まで攻撃的にやり続けて、負け続けた。それはチームとして意思を表明しているように感じられた。
 今季はボールを奪い、素早い切り替えから前を向き、そして途中でボールを奪われるというシーンを数多く目撃した。再び戻る、厳しいJ2ではその部分をさらに磨き上げ、J1でも通用するよう各選手もレベルを上げる必要がある。与えられる課題は数多くある。しかし今年の経験があるからこそ、さらなる上を目指すことができるのも事実だ。悔しさだけだけが残ったシーズンのように思えるが、さらなる未来を見据えれば、実りの多い1年でもあった。

■怪我人の大量発生
 2006年に加入するとすぐに中心選手となったアジエル。その技術もさることながら、明るい性格から湘南の太陽とも言われている。そのアジエルが怪我のためにJ1の舞台に立つことができなかった。サポーターの中にも、J1チームにアジエルを見せてやりたい、と思っていたものもいるだろう。アジエルがいない湘南は、すでに昨年のチームとは違うものであった。
 そのアジエルを筆頭に数多くの怪我人を出してしまったことも、今季の結果と無縁ではないだろう。当然選手に怪我はつきものであり、試合や練習での怪我は避けては通れない。しかし筋肉系の怪我については防ぎようがなかったのか? チームとしてはこの部分も検証していかなくてはいけないだろう。再びJ1に戻った際、今季と同じような過ちは繰り返さないように。

■来季に向けて~有望な若手とベテラン
 あるチームではユースチームに力を入れる際、「それはお金になるのか?」と質問を受けたという。それに対して「いつかは」と答えたと聞く。力を入れるということは、お金を使うということでもある。
 もともとチームの資金力は乏しい我々にとって、その部分はおろそかになりがちである。しかし、それでも力を入れ続け、結果が出はじめている。それがユース出身選手のトップ昇格、年代別代表への召集である。横浜Fマリノス、川崎フロンターレ、横浜FCと、Jのチームが4つもある神奈川県ではユース選手の確保が非常に難しい。その中でもトップ昇格、代表召集という面で見れば他チームよりも多い数字である。その有望な若い選手を生かすためには、ベテランが必要である。
 99年にチームが崩壊したとき、優秀なベテランをチームに残すことができなかった。2005年に加藤望が加入すると、練習でも先頭を走り、文字通りチームを引っぱり続けた。2009年には寺川能人がその跡をつぎ、若い選手の模範となった。外部から招聘せざるを得なかった模範となるベテラン選手も、そろそろチーム内から現れなくてはいけない。それこそがチームとしての成長の証だと思うからだ。
 それと同時にその間の世代の発奮も必要不可欠だ。ベテランをベンチに追いやる力を見せなくてはいけない上に、若手にも負けてはいけない。チームの力を計る上で、この世代がスタメンを取っているかということも重要だ。急激な世代交代はどこかに歪が生じる。それを回避するためには中堅選手たちが力を発揮しなくてはいけない。残念ながら今季、この世代でスタメンといえる選手は存在しなかった。これも今季の成績に少なからず影響があったと言えよう。

■終わりなき始まり
 2004年終盤に上田栄治を監督に招聘した。上田監督は嫌われ役を演じながらも、戦える選手を残した。上田監督から2006年シーズン途中から引き継いだ菅野将晃はさらに走れるチームを作り上げ、確実に順位を上げていった。好成績を残しながらも菅野監督から反町康治に就任を要請した。そこにはよくある成績不振による監督交代というものではなく、さらなる上を目指した、前向きな監督交代であった。2009年、反町監督はその期待に応えJ1昇格を果たしたものの、2010年記録的な敗退を喫した。
 2004年から始まった流れは、ベルマーレの方向性を示してくれた。それは攻撃に重きをおいた戦い方である。このスタイルは何年経っても変えてはいけない。そのためにも来季は非常に重要なシーズンとなろう。
 幸いにも反町監督はチームにとどまってくれた。これに報いるためにも選手は奮起し、サポーターはチームを支えなくてはいけない。ベルマーレのスタイルで、いつかはJを制覇する。そのためにもまた一歩づつ、山を登っていこう。

みなさま、よいお年をお迎えください。


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