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レビュー:J2 第28節 vs水戸ホーリーホック [湘南ベルマーレ2011]

湘南 3 - 2 水戸

  • 48分 高山薫(湘南)
  • 56分 遠藤航(湘南)
  • 68分 アジエル(湘南)
  • 90分 島田祐輝(水戸・PK)
  • 92分 遠藤敬佑(水戸)

 


 

 アウェイで行われた富山戦では、2点を追う展開となった後半に3得点を上げ逆転勝利を飾った。この水戸戦では前半こそ攻めあぐねた湘南だったが、後半開始直後に高山薫の素晴しいゴールが決まると、後半30分までには3-0というスコアになる。
 しかし残り15分のパワーは水戸の方が上だった。90分にはPKで、ロスタイムにも失点。スコアは前節と同じものとなる。さらに続くロスタイムにも決定的な場面を迎えるが、なんとか凌ぎきり勝利を飾った。実に14、15節以来の連勝となった。
 と同時に課題も見える。それはすべての選手が同じ絵をイメージしているかということだ。この試合で言えば残りの15分、交代で入った選手はスタートから出ている選手と同じイメージを持っていたのか。スタートから出ていた選手は交代で入った選手の意図を汲み取れていたのか。このイメージの乖離をなくすことこそ、残り試合を勝ち抜くために必要なことである。

 水戸の柱谷監督は田原豊、佐々木竜太の2トップのパワーを感じたと話すが、それとは裏腹に前半は積極的にラインを上げて守る。チャンスは作るも要所では粘り強い守備を見せた水戸のゴールを割ることができない。逆に水戸はロメロ・フランクにはおさまるが、その次の手がない。こういう展開を打開するためには個の力が必要となる。

 その力を見せ付けたのが高山薫だ。前節と同じような位置から右足で放ったシュートがゴールに突き刺さった。ディフェンダーをひとり抜いてから素早くはなったシュートは高山らしい、個の力と言ってもいいものだ。ペナルティエリア内には佐々木、アジエルがおり湘南らしい人数をかける攻撃を見せていた中の、素晴しいゴールだった。

 このように個人の力はいい面を見せる反面、悪い面もある。例えばアジエルの場合、攻撃においてはその力はチームでも突出したものがあるが守備においては不安がある。81分にはそのアジエルが下がり、石神直哉が投入された。その石神の特徴をピッチにいるすべての選手が把握していたのかという疑問は残る。2失点目はその石神が入った左サイドから生まれた。それまでは破綻していなかった部分からの失点というのは、交代で入った選手というよりも他の選手がその特徴を捉え切れていないが故に生まれてしまったのではないだろうか。
 誰が出ても同じようなサッカーを見せることが重要であるが、当然出ている選手によってある程度の微調整がなされているだろう。それを試合の中での選手交代時にも実行できなければ交代で入った選手も、チームとしてもいいものを残せないだろう。

 今節はハン・グギョンがU-22韓国代表に招集されていたために出場していなかった。次節は坂本紘司が出場停止となる。そこでいかにこの連勝の勢いをそぐことなく、上位に挑むことができるのか。次節のサガン鳥栖戦は非常に重要な一戦となる。

 この試合での注目は遠藤航だ。セットプレイから2得点目を上げたこともさることながら、ここ数試合はそのロングフィードの正確さに驚きを覚えている。前節の富山戦では1点目、3点目は遠藤から生まれたものだった。この日も左サイド深い位置から右サイドでフリーとなり駆け上がる臼井幸平へ鋭いフィードが通っている。センターバックからチャンスを作ることができる数少ない選手でありながら、まだ今季がプロ1年目であるということもさらなる驚きだ。ボールを保持しディフェンスラインからビルドアップしていくという今のスタイルに欠かすことができない選手であることは間違いない。今後も注目の選手である。


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