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レビュー:J2 第34節 vsFC東京 [湘南ベルマーレ2011]

湘南 1 - 2 FC東京

  • 72分 ロベルト セザー(F東京)
  • 75分 アジエル(湘南・PK)
  • 81分 ロベルト セザー(F東京)

 


 ファウルだったのか、ラインを割ると思ったからなのか。ほんの一瞬スピードを遅めた鎌田翔雅を尻目に、ラインを割る直前にボールに触ることができた谷澤達也。遅れてディフェンスに入った鎌田をかわしクロスを上げると、そのボールはロベルト セザーの頭にピタリと合った。
 自陣左サイドで守備に奔走していた高山薫は、相手との競り合いに勝ちボールをキープした。相手選手を背にした高山は、そのボールを外に出すでもなく、前に大きく蹴り出すでもなく、ただ闇雲に前方へ蹴った。結果そのボールはフリーの中村北斗に渡り、そのまま突破を許してしまう。そしてロベルト セザーの素晴しいゴールへとつながっていく。

 

 よく言う一瞬のスキをつかれた2失点ではあったが、この日J1昇格への道が閉ざされたのはこういうプレーを積み重ねてきてしまった結果だ。昨年とはメンバーも戦い方も変わった今季、新たなものを確立していかなくてはならなかった。その中で生まれた小さなミスの積み重ね。まだまだチームとしての成熟度が上がっていないことをも裏付けてしまった格好だ。

 早くも来季に目を向けざるを得ない状況となってしまった。それでもまだ今季は続いていく。最後までひとつでも多くの勝ち点を取ることこそが、来季への糧となる。

 J2で首位のFC東京を向かえたこの試合。湘南はシステムを少々変更してきていた。どちらかというと3バック、3-5-2に近いかたちだ。左から山口貴弘、大井健太郎、鎌田という布陣で、石神直哉、臼井幸平はウイングバックだ。
 この布陣の影響かセカンドボールを拾える確率が高く、序盤から試合を支配する時間は長かった。かたやFC東京は個々の能力が高い選手がそろっており、時としてその能力を発揮し湘南ゴールに遅いかかる。あっという間に過ぎた前半は、拮抗した好ゲームの予感が漂うものだった。

 そして後半。前半と同じような拮抗したものだった。こういう展開の場合、些細なミスからゲームが崩れていく場面を多く目にする。それが前述の失点シーンだ。
 逆にFC東京の「一瞬のスキ」をついたのは、アジエルのプレーだった。パスを受けたアジエルはそのボールをダイレクトで、ヒールでペナルティエリア内に走りこむ永木亮太に合わせたのだった。ここで得たPKをアジエルがゴール真ん中に蹴り込み同点。しかし再度ミスからの失点で勝ち越されてしまった。

  相手が強敵であればこちらも気持ちが入ったプレーを見せることが多い。しかし格下だと思っている相手に対しては緩いプレーを連発する試合もある。残り4試合で昇格がなくなった今季は、そういった試合毎の気持ちの引き締め方に差があったと感じざるを得ない。J2の厳しさを知っているはずのチームだったが、今一度その厳しさを痛感したシーズンとなってしまった。

 試合後には反町康治監督の退任の報道もなされている。湘南の行く末を決めるのは残り4試合だ。


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