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レビュー:J2 第29節 vs東京ヴェルディ [湘南ベルマーレ2012]

湘南 1 - 1 東京V

  • 56分 キリノ(湘南)
  • 76分 ジミーフランサ(東京V)

 28節終了時点で2位の東京ヴェルディは49得点。3位につける湘南は46得点。得点においては共にリーグで1、2位というチームの対戦となった。そして両チームとも自らのスタイルを貫き、攻撃的な指向を持っている。
 しかし東京Vは前半、湘南の良さを消しにかかった。それでも幾度か見せる湘南らしい攻撃はゴールに結びつくことはなかった。後半にこそ得点は生まれたが湘南は半ばラッキーなゴールと、東京Vのセットプレイの2得点のみだった。
 共にプレイオフ圏内に位置するチームの変わらぬ姿と変わる姿。シーズン終盤に入り、今後の難しさを痛感する試合だった。

 東京Vとの対戦は4月22日の第9節。70分にPKで得点し、その1分後にセットプレイから2点目をあげた。終盤は東京Vの猛攻にさらされながらも1失点におさえ勝利した。湘南は何人かの選手を入れ替えたものの、チームのスタイルは大きく崩すことなく戦えたという収穫も得ることができた。

 一方の東京Vは、精神的支柱ともいえる西紀寛が怪我のために前々節より戦列を離れている。これにより少々攻撃に難が出てきているようだ。これまでのシュート数は1試合平均15本でありながらも西の離脱後は5、3本と推移している。

 それらの状況も手伝ってなのか東京Vは前半、湘南に対する策を披露する。ディフェンスラインは大きくかたちを崩すことなく、大きく前へボールを蹴りだしてくるやり方だ。しかし肝心の前線にボールがおさまらず、簡単に湘南のボールとなってしまう。
 一方の湘南も、この方法では得意としているハイプレスからのターンオーバーは期待できない。人数をそろえて守備をしてくる相手に対しては、ここは普段と変わりがないが、こちらも人数をかけて攻撃をするしかない。そしてもうひとつがディフェンスラインに位置する遠藤航のロングフィードだ。このふたつの武器で前半は幾度か東京Vゴールを脅かすが、ゴールには遠い。

 後半の得点は東京Vのチャンスからだった。相手のシュートをブロックし自らのものとした永木亮太が右サイドを駆け上がるキリノにパスを出す。そのままペナルティエリア内に進入したキリノが放ったシュートは相手ディフェンダーに当たるも、そのまま大きくバウンドしてゴールに吸い込まれていった。
 この際キリノの右には古林将太が、キリノと並走するかたちでパスを出した永木が、その左には菊池大介も走り込んでいる。攻撃に転じ前にボールがあれば躊躇無くゴールへ向かうという湘南のスタイルが見えた中での先制ゴールだった。
 この得点後も後ろからどんどん人が上がっていく湘南の攻撃のかたちが見られたものの、追加点が奪えなかったことがこの試合のすべてだろう。

 いくら守備組織を強化しようと、相手は必ず得点を取ってくる。勝つためには複数得点が必要となる。これは湘南がJ1で戦った1年間で得られたことだろう。そしてその意識を引き継いだ曹貴裁監督が、さらに攻撃に磨きをかけているところだ。しかしこの日のような相手、ある程度個々の力量がある東京Vの選手たちがしっかりとした意識を持って守ってくれば、今現在では得点が奪えないというのが現状だろう。ここからさらにステップを上げるとすれば、それは個人のレベルを上げていくしかないだろう。

 東京Vは怪我人の増加という要因もあるが、この日は戦い方を変えてきた。川勝良一監督が言うように、この試合は “上位対決” だった。ここでいかに相手に勝ち点を与えないかということも、リーグ戦という視点から見ると大きなこととなるだろう。ここまで東京Vは相手の良いところを消すようなサッカーをしてくることがあまりなかったように感じる。ここで、この上位対決でそのやり方を崩してきたことに、シーズンも終わりに向かっていると感じられる試合だった。

 


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