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レビュー:J2 第37節 vs愛媛FC [湘南ベルマーレ2012]

湘南 0 - 0 愛媛



 愛媛には守らなくてはいけないものがある。シーズン中盤に勝利から見放されてしまったがゆえに、来年もこの舞台で戦うことはまだ約束されていない。勝ち点を1でも多く獲得し、早くそれを確定させなくてはいけない。
 片や湘南には勝ち取らなくてはいけないものがある。シーズン序盤からリスクを負って攻めてきた結果、今の位置にいる。しかしここに来ての3連敗。再びどうしてこの位置に今いるのか、それを思い出さなくてはいけない。

 結果的に愛媛は集中力をもってゴールを守り切った。湘南はリスクを負って攻め、その隙をつかれ何度かピンチは迎えたものの、なんとか4試合ぶりの勝ち点を得ることができた。しかしそれと同時に大きな課題もはっきりと見て取れた。
 この課題を克服できれば、とてつもなく大きなものを手にできるだろう。

 この時期に来ての3連敗。すべての試合で先に得点を奪われている。まずは守備の面で気をつけなくてはいけない。その面においては嬉しいことがあった。ハン・グギョンの復帰だ。7月1日の第22節松本戦終了後にオリンピック韓国代表として現地に赴いたハンだったが、そこで怪我が発覚。長期に渡って戦線を離脱していた。試合を離れていた部分の不安があるが、ここでの復帰は非常に頼もしい。

 一方の愛媛は2ヶ月以上勝ちがなかったものの前々節には岡山アウェイで下し、前節は千葉に引き分けている。この試合ではディフェンダーのアライールが出場停止。守備の部分での不安は残していた。

 愛媛は湘南と同じフォーメーションで挑んできた。前節も同じかたちだったが、これは湘南にとっては非常に難儀だった。湘南の武器となる高山薫と古林将太にはそれぞれ石井謙伍と前野貴徳がしっかりと前を塞ぐ。ボランチのふたりも常にキリノ、菊池大介、大槻周平の位置をうかがい、パスをいれさせるスペースを作らせなかった。ボールを保持し敵陣に攻め込んでもなかなか攻め手がない、といった状態が続いた。
 相手が守備に人数をかけるならば、それを打破するためにはさらに人数をかけるしかない。しかし湘南は、前半はあまり無理せず、大野和成や鎌田将雅もあまり攻撃への参加はなかった。これは3連敗中ということもあっただろう。彼らが攻めに顔を出すようになるのは後半からだった。

 後半になると攻める湘南、守る愛媛の構図がはっきりする。人数をかけて攻撃を仕掛けるもゴールは程遠く、逆に愛媛にカウンターを受け危ない場面もあった。そこで失点しなかったという部分には、この連敗から得られたことが生きていた。
 しかし攻めてはいるものの、シュートは少なかった。湘南はまず隙があれば縦にパスを入れるというチャレンジが、今の順位を築き上げた。次に必要なことは隙があればゴールを狙う、ということだろう。

 人数をかけて守るチームに対した後、攻撃のアイデアが足りなかったという言葉をよく聞く。実際に強いチームというのは、そういうチームが相手でもなんとかゴールをこじ開けることができる。湘南が必要なものはその力。その力を自らの手にしてこそ、昇格への道が開ける。


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