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2012シーズン総括:実を結んだ「ふたつのチャレンジ」~その1 [湘南ベルマーレ2012]

 2013年シーズン開幕前、湘南ベルマーレは昇格どころかプレーオフ圏内も難しい――。解説者などからはそんな予想が挙げられていた。しかしシーズンを終えた時、湘南は自動昇格圏内の2位に位置していた。

 誰もが予想しえなかったこの結果をもたらしたものは「ふたつのチャレンジ」だった。

■新任監督の戦術的な挑戦

 開幕戦・京都サンガとの対戦で見せた湘南のサッカーは、前線から激しいプレスを行うものだった。この試合を皮切りに8試合無敗を続けることとなるが、他チームからは「夏場にはもたない」と言われていた。しかし湘南から見れば、今のメンバーに走れない選手はいない事は分かっていた。
 2005年から現在まで続くフロント、強化部の体制は、時に厳しく選手を評価してきた。その中のひとつが『90分間走れる』こと。資金的に恵まれていないチームには、やはりそれなりの選手しか集めることはできない。そういうチームならば、全員が90分間走らなくては、勝利には近づけない。まずは走れる選手を集め、それに各監督が色を付け、湘南ベルマーレは作り上げられてきた。

 今季開幕戦で見られた3-4-2-1という選手配置は、反町康治前監督が残した置き土産だ。どういうかたちなら各選手を活かすことができるか、という答えがこの選手配置だった。そしてボールを奪ったら「最優先すべきパスは前」ということも、反町前監督が残したもの。そしてここには『走る』『リバウンドメンタリティ』といった上田、菅野元監督の色も当然残っている。

 ここに曹貴裁監督が付け足したものは『相手陣内でサッカーをする』ということだった。走れる選手たちが連動して、なるべく相手ゴールに近い位置でボールを奪い、早い攻撃で得点を挙げる――。そんなサッカーを目指しての船出であった。
 この『ハイプレス』の目的は、いかにたくさんの得点を上げるかということ。失点しても取り返せばいいという『攻撃的』なスタイルが実を結んだのだ。

 このスタイルは今のJ2では非常に稀なスタイルだ。守備を固めてからの早い攻撃というのは、J2で結果を出すために最善の方策だとは思う。しかしそのかたちで2009年に昇格を果たしたものの、J1ではその守備が通用しなかったという経験が、湘南にはあった。それならば攻撃に磨きをかけて、失点しても得点を重ねていくスタイルで、J1へ再び挑戦する権利を得ることができたのだ。

 2012年のキャンプではJ1の浦和に練習試合(45分×4本)で挑み、1-5で敗れた。開幕直前にはFC東京との練習試合(45分×4本)で2-2と引き分けた。この時は共に、J1のチームに対して『ハイプレス』はいとも簡単にかわされている。これが1シーズンを終えていかに洗練されているかが、来年の鍵となるだろう。

 今季最後の練習試合は、開幕前に戦ったFC東京だった。この試合も1-2で敗れてしまった。J2で2位になることが目的ではなく、J1で戦い続けるための攻撃的サッカー。J1とJ2の差を実感させたままオフに入るというスケジュールからも、曹監督の攻撃的な “野心” が見えてくるのではないだろうか。


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YOSAKU

■『2012シーズン総括』中の記事
2013年シーズン開幕前⇒2012年シーズン開幕前
ではありませんか?
by YOSAKU (2013-03-12 14:20) 

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